解説・説明：今回は一人で仕上げるにはかなりボリュームのある工事になったモルタル小屋の解説をします(*^^*)もともと施主さまのご要望が、「畑作業をする際のトイレ・休憩所が欲しい・・・」とのお話で、 なんでモルタル造形で？と皆さん思われるでしょう。。。当初、普通に大工さんに建ててもらう予定だったみたいですが、ウッドショックの影響による原材料の値段高騰やコロナ禍での作業性の問題で お話がきた事と、どうせ作るなら後悔しない拘りの逸品を作りたい。そんな所から話は始まりました。施主さまもモルタル造形に魅了されてる方ですので、快くお引き受けしました。 構想案から仕上がりまで一貫して弊社で行いましたが、ここは、マスト！！という所をまず選択して、自由なところも持たしつつ最終的な形にしました。 まず外観は、壁４面あるうち、２面は隣にある母屋と同じ焼杉風の造形に。残りの２面は石積み風造形に。こちらは、マスト部分として表から見える壁だけ母屋と合わせるでした。一見、本物とは見分けの つかないくらいの仕上がりになってます。そして中へ・・・入口の扉もマスト！！引戸にしてもらいたい・・・との事で規格外だったので、こちらで製作しました。普通は建物外につけるんですが、中に 吊りレールを付けて開け閉め出来るようになってます。入口を入ると、左手には黒板の造形。こちらは、畑仕事を円滑にして貰うためのコミュニケーションツールとして設置しました。そして真正面は、まるで 電車の中のような椅子・板張り風の造形に。そして、右側に入っていくと手洗い場・冷蔵庫・・・こちらもマスト。予算等を考慮して展示場などで飾ってて物を選び、その隣にトイレを併設しました。トイレ内は 漆喰仕上げで、ちょっとインダストリー的な感じがあります。もちろん、ご年配の方が使用されるので、手摺や高さそして段差等も考慮してます。ｼﾞﾌﾞﾘが好きな施主さま。所々、キャラクターを壁に描いたり、 様々な仕掛けを用意させて頂きました。○○ナシのオブジェもありますよ。秘密の隠れ家的な小屋の完成にお孫さんも大興奮のようで、施主さまも喜んでいらっしゃいます(^^♪ 今回、弊社の代表的な作品になるであろうお仕事をさせて頂いたこと誠にありがとうございます。見学会等も行うので興味のある方は要チェック！！